先般、令和3年5月26日に開催されました第59回通常総会後の理事会において、第10代理事長という大任を拝命いたしました。本来であれば、前山本実理事長がもう1~2期やっていただきたくと思っておりました。しかしながら、コロナ渦の中で若く新しい発想を実行してほしいという想いで、勇退されることとなりました。私は若輩で、元より浅識非才でありますが、組合員の皆様のご意見を頂戴し、自ら誠心誠意努めていく覚悟でおります。今後ますますのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、当協同組合は昭和37年に中小企業等協同組合法に基づいて建設大臣の許可を受けた建設コンサルタント業者の全国組織団体として唯一の協同組合であり、組合員同士の相互扶助と共同事業の活用により、効果的で無駄のない経営に改善し、組合員各社の事業が発展するよう活動しております。
しかしながら、近年では少子高齢化による担い手不足やそれに伴う技術継承の問題。事業継承の問題。働き方改革関連法による労働環境問題。激甚化する自然災害への対応。インフラの老朽化対策への対応。BIM、CIMの推進によるデジタル化対応。さらに追い打ちをかける新型コロナ対応。など会社経営にとって問題が山積しております。
このような組合員の皆様の問題を共に考え、協力し合い、解決の糸口を探るのも重要な組合の活動だと思っております。
コロナ渦の中、思うように活動ができないのは焦燥ではありますが、先日の理事会にて1つの実行と3つの提案をさせていただきました。1つの実行は、コロナ渦で皆様と繋がれる環境(事務局のリモート設備の充実)を整えることとしております。3つの提案は①組合のPR活動の強化(組合の存在意義を多方面にアピールします) ②担い手確保(大学・高専・高校にアピールできる資料を作成します) ③技術講習会の効率的な実施(リモートの強化により回数を確保、増加また会社に居ながらの習得)。以上によりコロナ渦に負けない組合づくりを目指したいと思います。
最後になりますが、このようなことを実施するにあたり、組合員皆様のご協力なしでは実行できないと思っております。大変厳しい状況・時代の中、どれほどお役に立てるかわかりませんが微力ながら邁進していく所存でございます。皆様には今後さらなるご指導ご鞭撻を賜りますようにお願いいたしまして、簡単素地ではございますが就任のご挨拶とさせていただきます。